貴金属の種類と特徴 その⑤
街角にもコスモスがちらほらと咲き、秋らしさが増してきましたね!
皆さん、いかがお過ごしですか?
少し間が空いてしまいましたが、今日はプラチナ合金についてお話ししたいと思います。
金を合金にするメリットの最たるものは色を変えることだと言いましたが、プラチナ合金のメリットは、加工しやすいこと、加工時に変色しないこと、プラチナ独特の色調を保てることなどがあります。
また、純プラチナ(Pt999)よりも硬く、傷がつきにくくなります。
プラチナ合金では、プラチナの含有量が850‰(パーミル:1000分率)以上のものが一般的です。
プラチナ850‰を含むものをプラチナ850またはPt850と言い、プラチナ900‰を含むものをプラチナ900またはPt900と言います。
ちなみに、以前は純プラチナの表記はPt1000とされていましたが、2012年4月1日より、造幣局のホールマーク(造幣局による貴金属の純度を証明する制度)の表示がPt999に変更されました。

最もポピュラーな割り金はパラジウムです。
例の銀歯にも含まれるというヤツですね(笑)。
一般的には、この二元合金をベースにして、目的別にさらに使いやすくするために、プラチナの仲間であるルテニウムやイリジウム、あるいは銅などが少量、さらにはその他の微量元素が追加されることもあります。
また、プラチナの純度を可能な限り維持しつつ、微量元素を加えることで硬さを保つ、新しいタイプのPt999のような高品位プラチナも開発されています。
このように、合金の世界も新しい製法が開発され、どんどん進化しているのです!
いずれ、これらの金属に施す加工のバリエーションについてもご紹介したいと思います。
それでは、季節の変わり目ですので、皆さんもご自愛くださいね。
皆さん、いかがお過ごしですか?
少し間が空いてしまいましたが、今日はプラチナ合金についてお話ししたいと思います。
金を合金にするメリットの最たるものは色を変えることだと言いましたが、プラチナ合金のメリットは、加工しやすいこと、加工時に変色しないこと、プラチナ独特の色調を保てることなどがあります。
また、純プラチナ(Pt999)よりも硬く、傷がつきにくくなります。
プラチナ合金では、プラチナの含有量が850‰(パーミル:1000分率)以上のものが一般的です。
プラチナ850‰を含むものをプラチナ850またはPt850と言い、プラチナ900‰を含むものをプラチナ900またはPt900と言います。
ちなみに、以前は純プラチナの表記はPt1000とされていましたが、2012年4月1日より、造幣局のホールマーク(造幣局による貴金属の純度を証明する制度)の表示がPt999に変更されました。

最もポピュラーな割り金はパラジウムです。
例の銀歯にも含まれるというヤツですね(笑)。
一般的には、この二元合金をベースにして、目的別にさらに使いやすくするために、プラチナの仲間であるルテニウムやイリジウム、あるいは銅などが少量、さらにはその他の微量元素が追加されることもあります。
また、プラチナの純度を可能な限り維持しつつ、微量元素を加えることで硬さを保つ、新しいタイプのPt999のような高品位プラチナも開発されています。
このように、合金の世界も新しい製法が開発され、どんどん進化しているのです!
いずれ、これらの金属に施す加工のバリエーションについてもご紹介したいと思います。
それでは、季節の変わり目ですので、皆さんもご自愛くださいね。
by cadensia-ad
| 2015-09-29 14:06
| 貴金属について