貴金属の種類と特徴 その④

今日は晩夏らしく、すごしやすい日ですね!

今回はプラチナについてご案内したいと思います。

プラチナが登場したのは、紀元前1500年代の古代エジプトにまで遡るといわれています。

プラチナの第1の特徴は、融点が1769℃と極めて高く、比重も21.45と大変重いことです。
今日でも、鉱石からの精錬には長い精製工程があり、高度な技術が必要とされています。

第2の特徴は、科学的な安定性の高さで、貴金属中屈指のものです。
大気中では高温でも変色せず、王水(濃硝酸と濃塩酸の混合液)以外の酸にもアルカリにも溶けませんし、水銀とも反応しません。

第3の特徴は粘り強さですが、これはジュエリーに適する性質として特筆すべきものです。
その粘り強さによってしっかり石留めができるため、様々な宝石をセットするのに最適なのです。

近代になってプラチナを初めてジュエリーに使ったのは、1898年に父の宝石店に入ったルイ・カルティエです。
ガーランド(花輪、花冠)スタイルという様式で創られた作品は、プラチナがダイヤモンドを引き立てることをいち早く示しました。
他の宝石商がプラチナを使用するようになったのは、30年近くも後のことでした。
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今日のプラチナジュエリーの普及には目を見張るものがありますが、それをもたらしたのは日本人のプラチナ嗜好であり、日本がかつて世界のプラチナ消費をリードした要因でもあります。

次回はプラチナ合金についてお話ししますね!
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