カテゴリ:貴金属について( 6 )

街角にもコスモスがちらほらと咲き、秋らしさが増してきましたね!
皆さん、いかがお過ごしですか?

少し間が空いてしまいましたが、今日はプラチナ合金についてお話ししたいと思います。

金を合金にするメリットの最たるものは色を変えることだと言いましたが、プラチナ合金のメリットは、加工しやすいこと、加工時に変色しないこと、プラチナ独特の色調を保てることなどがあります。
また、純プラチナ(Pt999)よりも硬く、傷がつきにくくなります。

プラチナ合金では、プラチナの含有量が850‰(パーミル:1000分率)以上のものが一般的です。
プラチナ850‰を含むものをプラチナ850またはPt850と言い、プラチナ900‰を含むものをプラチナ900またはPt900と言います。

ちなみに、以前は純プラチナの表記はPt1000とされていましたが、2012年4月1日より、造幣局のホールマーク(造幣局による貴金属の純度を証明する制度)の表示がPt999に変更されました。
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最もポピュラーな割り金はパラジウムです。
例の銀歯にも含まれるというヤツですね(笑)。
一般的には、この二元合金をベースにして、目的別にさらに使いやすくするために、プラチナの仲間であるルテニウムやイリジウム、あるいは銅などが少量、さらにはその他の微量元素が追加されることもあります。
また、プラチナの純度を可能な限り維持しつつ、微量元素を加えることで硬さを保つ、新しいタイプのPt999のような高品位プラチナも開発されています。
このように、合金の世界も新しい製法が開発され、どんどん進化しているのです!

いずれ、これらの金属に施す加工のバリエーションについてもご紹介したいと思います。
それでは、季節の変わり目ですので、皆さんもご自愛くださいね。
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今日は晩夏らしく、すごしやすい日ですね!

今回はプラチナについてご案内したいと思います。

プラチナが登場したのは、紀元前1500年代の古代エジプトにまで遡るといわれています。

プラチナの第1の特徴は、融点が1769℃と極めて高く、比重も21.45と大変重いことです。
今日でも、鉱石からの精錬には長い精製工程があり、高度な技術が必要とされています。

第2の特徴は、科学的な安定性の高さで、貴金属中屈指のものです。
大気中では高温でも変色せず、王水(濃硝酸と濃塩酸の混合液)以外の酸にもアルカリにも溶けませんし、水銀とも反応しません。

第3の特徴は粘り強さですが、これはジュエリーに適する性質として特筆すべきものです。
その粘り強さによってしっかり石留めができるため、様々な宝石をセットするのに最適なのです。

近代になってプラチナを初めてジュエリーに使ったのは、1898年に父の宝石店に入ったルイ・カルティエです。
ガーランド(花輪、花冠)スタイルという様式で創られた作品は、プラチナがダイヤモンドを引き立てることをいち早く示しました。
他の宝石商がプラチナを使用するようになったのは、30年近くも後のことでした。
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今日のプラチナジュエリーの普及には目を見張るものがありますが、それをもたらしたのは日本人のプラチナ嗜好であり、日本がかつて世界のプラチナ消費をリードした要因でもあります。

次回はプラチナ合金についてお話ししますね!
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こんにちは!今週は台風の週ですね。
今日は突風で傘が壊れてしまいました(泣)。
皆さんも外出の際はお気をつけくださいね。

貴金属についてのご説明第3弾の今回は、予告どおり合金のバリエーションについてご案内したいと思います。

前回、金を合金にするメリットをいくつか挙げましたが、その最たるものは色を変えるということです。
プラチナや銀の合金の色はほとんど純粋な状態と変わりませんが、金の場合は加える金属の種類と割合によって、大幅に色を変えることができます。
そのため、金合金を一般にカラーゴールドと呼びます。

現在販売されているゴールドジュエリーでは、イエローゴールドのほかに、ホワイトゴールド、ピンクゴールド、レッドゴールド、グリーンゴールドなどがあります。
色を左右するのは、主に銀と銅の割合です。
銀を多く加えると次第に白っぽくなり、遂にはグリーンゴールドになります。
反対に、銅を多く加えると、よりレッドゴールドに近づいていきます。
このようなカラーゴールドの選択により、単色だけでなく、2色使いや3色使いなど、デザインのバリエーションが広がるのです。

ちなみに、ホワイトゴールドではパラジウム(銀歯にも使われる金属)も割金に使われ、重要な成分になっています。

写真は、様々な合金を用いた地金ネックレスです。
これからの季節はロングも素敵ですよ♪
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皆さん、いかがお過ごしですか?
湿度が高いと、体が何となく重くなったり、髪がうまくまとまらなくなるので、外を見なくても分かる私です(笑)。

今日は久々に貴金属についてのご説明第2弾ということで、金についてお話したいと思います!

人類が金を発見したのは約7,000年前といわれています。
金のもっとも優れた特徴は、非常に軟らかく延びやすいため、加工がしやすいことと、純金の状態では空気中でも水中でも変化せず、錆びないことから、腐食しにくく、輝きが失われないことです。

金が装飾品として使われるようになったのは、その永遠性や不変性が人間を悪魔から守るとされ、身に着けられたことが始まりです。

今では、合金のほうが皆さんの目に触れる機会が多いでしょう。
合金にすることにより、耐摩耗性や強度、硬度を高めることができ、色やデザインの多様化が可能になります。
金合金には2種類の金属からできる二元合金や2種類の金属からできる三元合金等があり、加えられる他の金属としては、銀、銅、パラジウム等があります。

金の純度(品位)を表すカラットは世界共通の単位で、K、kt等と表示されます。
主な品位の区分には、K24(純金)、K22、K18、K14等があります。
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K18は24分の18(75%)の金を含み、残りの24分の6(25%)は銀や銅等の他の金属が含まれているという意味です。
金と何の金属を掛け合わせるかで、合金の色味は変化します。
実に多彩なカラーバリエーションがあることを皆さんはご存知ですか?

次回は、合金のバリエーションのお話です!
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最近、雨が続いていますね!
梅雨なみに折り畳み傘を持ち歩いている今日この頃です。

前回は貴金属ジュエリーについて触れましたが、今回は「そもそも貴金属って何を指すの?」と思われた方に、その種類と特徴を何回かに分けてご説明させていただきたいと思います。

ジュエリーで使われている貴金属といえば、まずゴールド、プラチナ、シルバーの3つがよく知られています。
ですが、さらに調べてみると、いわゆる銀歯にも含まれるパラジウムやめっきに使われるロジウム、また、プラチナの硬さを増すために添加されるルテニウムやイリジウムも貴金属とされています。

ここに挙げた7種類の金属が、ジュエリーに使われている貴金属の元素です。
そこにオスミウムを加えた合計8元素を一般に貴金属と総称しています。
なんだか後半は聞いたことすらないような名前でしたね(汗)。

貴金属は、実際に使われる際には合金にして様々な用途に使われます。
合金とは、1つの金属元素に別の元素を1種類以上加え、それらを融かしたりして混ぜ合わせたものです。
金と銅の合金のように2種類の金属からできた合金を二元合金、3種類の合金を三元合金、多種類の合金を多元合金といいます。

合金のメリットは、簡単にいえば、それぞれの金属の良いとこ取りです(笑)。
たとえば、留め金に必要な硬さやバネ性などを与えたり、加工しやすいように切削性を良くしたり、様々な色調を出したり。

その流れで、合金中にどれくらい貴金属が含まれているかを表す単位が生まれました。
1000分率(パーミル: ‰)やゴールドの含有率を24分率で表すカラット(karat、K、kt、金などと表記)は、皆さんも目にしたことがあるのではないでしょうか?
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この品位と呼ばれる含有率は、よく見ると製品によってまちまちです。
これからジュエリーを購入する際は、金属の品位もチェックポイントの1つにしてもいいですね☆

次回は、個別の貴金属についてご説明していきます。
文字数が多くなってしまいましたが、最後までお読みくださり、ありがとうございました(笑)。
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皆さん、いかがお過ごしですか?
猛暑日が続いた先々週までと比べると、ずいぶん過ごしやすくなりましたね。

とはいえ、断続的に降る雨のおかげで、かえって湿度は高いかもしれませんね。
つまり、ジュエリーにとってはまだまだ過酷な日々が続きます。

選択肢が限られるこの季節にダイヤと並んでお奨めしたいのが、貴金属ジュエリーです。
写真のように、宝石を使用せずに地金だけで仕立てられています。
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「石を使わないなんて、地味じゃない!?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、貴金属って実は奥が深いんです!
マット加工をはじめとするバリエーション豊富な艶消し加工や、複数の金属を混ぜ合わせることによって多彩な色合いを生み出す合金の技術、宝石にも負けない輝きを放つカットビーズの研磨法など。

これらの技法を組み合わせた緻密な貴金属ジュエリーは、見た目の繊細さとは対照的に、汗による劣化にも強く、きちんとお手入れさえすれば、長くお使いいただける頼もしいアイテムです。

次回から、貴金属の種類と特徴について、何回かに分けてご案内していきたいと思います。
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